2021/07/26

エンジン腰上オーバーホール3

 








S&S ナックル KN93様 エンジン腰上オーバーホールの続きです。

S&Sナックルコンプリートモーターのロッカーアームは純正に比べアップデートされてブッシュが入っていますが、修理部品としてのロッカーアームブッシュが存在せず、ロッカーアームアッセンブリーで替えてねって事らしいです。

しかも大変なお値段です。

という事でブッシュ作成しましたが、ほぼ丸一日仕事です。

1個2個ならまだしも8個は汎用機で作るもんじゃないな

NC旋盤欲しいな

既存のロッカーアームシャフトはカジっていたので交換で新品ですが、画像では伝わりづらいですが、爪が引っかかる位仕上げが荒いので計測しながらラッピング仕上げしました。

ブッシュの内径仕上げもショベルとはシャフト径が違うのでスペシャルでリーマ用意して加工しました。

このエンジン大変です。



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TEL 045-620-2317

2021/07/23

エンジン腰上オーバーホール2







S&S ナックル KN93様エンジン腰上オーバーホールの続きです。
ピストンクリアランス計測、ピストンリングギャップ計測、調整です。
S&Sのピストンリングトップリングの形状が以前の物から形状変わっていました。
とは言っても全然現在的なピストンリングには程遠いですが、結果に期待です。
インテーク、エキゾースト 共にポート内にシリンダーヘッド鋳造時に出た鋳バリが盛大に残っていました。
結構立派でドライバーで軽く押すだけで落下する箇所もありました。
こんなのエンジン動いてる時に落下したらバルブシートに食い込むかバルブ曲がってしまうレベルです。
ポート研磨ではなく、あくまでも砂落とし、バリとりに留めました。
バルブの擦り合わせは手作業派ですが、シートカッターの刃物が傷んでいたのか?引き目がいまいちだったので擦り合わせに苦労しました。 
エアーラッパー遂に買おうかな?


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2021/07/22

エンジン腰上オーバーホール











 S&S ナックルKN93様エンジン腰上オーバーホールです。

S&Sのシリンダーベースナットは座面が狭すぎてシリンダー側座面の座屈を原因とするベースナットのトルク抜けが怖いので対策として78upのショベルのスタッドボルトに三日月形状のワッシャーを入れナットも78up仕様に対策しました。

ピストン組んでシリンダー落としてから不具合が見つかるとガッカリなので、ピストン無しで仮組み確認、加工しました。

この対策ストローカーエンジンの方は特にやった方が良いと思います。

三日月ワッシャー入れる事でシリンダーベースフランジの剛性も上がると思います。

腰上オーバーホールの際のピストンピンブッシュ入れ替え、内径仕上げはどうしても確実に1発で完璧な仕上がりを出せないのであんまり好きじゃないです。

フルオーバーホールならコンロッド  単体でフライスでボーリングで1発で完璧に仕上げられるんですけどね

今回はリア側一回失敗で決まりました。

ピストン-ピストンピン間のフローティングクリアランスも考慮してピストンピンブッシュクリアランス仕上げています。



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2021/07/21

トランスミッションオーバーホール 続き



 





69FLH様 トランスミッションオーバーホールの続きに戻ります。
シフターシャフトブッシュと合わせてポールキャリアブッシュも勿論入れ替え仕上げします。
シフターフォークはメイン側、カウンター側共に歪みがあったので交換してシフターフォークアライメント調整です。
角ギヤのドグリングの噛み合わせで計測し測定値を振り分ける方法で調整しています。
シフトフィーリングに影響する重要な箇所なので緻密に計測、調整しています。
数値上きれいに調整が終わったら勿論ラチェットトップ仮組みして、スコスコ角ギヤスムーズに入り抜けるかも確認します。
キッカーブッシュの圧入シロが大き過ぎ危険な数値だったので、ブッシュ側外径でケースに合わせても良いのですが、今後の事も考えてJIMSのブッシュ外径に合わせて適正な圧入シロにボーリング拡大加工しました。
キッカーブッシュ内径仕上げてスラスト調整です。
カバー側が過去に加工されていたのでスラスト調整苦労しました。
ラチェットトップカバーがオーナ様が用意してくれたのが63年のパンヘッドの物だったのでトップカバースクリューが合わないので部品入荷したら完了です。


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2021/07/17

フロントフォークオーバーホール





04FLHRS様 フロントフォークオーバーホールです。

今回もフォークオイルドロドロに汚れていました。

フロントフォークインナーチューブも傷有りで当初は一泊で終わらせる予定でしたが、インナーチューブの手配で1週間のお預かりになりました。

毎回書いていますが、フロントフォークオイル2年に1回位のサイクルでは交換しましょう。

フロントフォークに使われているスライディングブッシュはハーレーのエンジンには使われていませんが、クランクメタル、コンロッド  メタルに使われているケルメットメタルです。

オイルフローティングの軸受けなのでエンジンオイルと同じくオイル管理が重要です。

適度なサイクルでオイル交換すればメタルの消耗も少なく、インナーチューブに傷が入る事も防げるし、オーバーホールのサイクルも長くなると思います。

何よりオイルダンパーなので交換前後で体感して頂けると思います。

何時も通りですがフロントフォークオイルは油量ではなく油面で調整です。

FLH系は車重が重いので、低速のストップ&ゴーを繰り返す市街地走行でのバンプ、リバンプのストロークが少ない方が乗りやすいと思います。

立ちゴケの原因はフロントフォークが戻った瞬間が一番多いのではないでしょうか?

プリロード、オイル粘度、油面で少しでも乗りやすい様にセッティングしています。


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2021/07/15

トランスミッションオーバーホールの続き





69FLH様 トランスミッションオーバーホールの続きです。
今回のミッションは色々てこずって予定押してます。
ラチェットトップのオーバーホールです
シフターシャフトブッシュ入れ替え、内径仕上げです。
シフターシャフトブッシュの様にツバ付き形状のブッシュは圧入後の内径がラッパ状になるので仕上げが難しいです。
特にシフターシャフトブッシュはブッシュ後ろのスペースが無いので、色々な方法試しましたがフライスでボーリング仕上げが現状ではベストです。
クリアランス詰めて仕上げて有るのでそのままでもオイル漏れませんが、アップデートでOリング入れてます。
高速で回転する箇所ではないのでこれで十二分です。
シフタードラムシャフト曲がっている訳ではないのに、スコッと組めずに色々加工しました。
ラチェットトップカバー側の穴がいまいちでした。
過去にシフタードラムシャフトカチ込まれたのでしょう。
他店のやり直しのミッションオーバーホールでメカニカルトップ、ラチェットトップ、ロータートップ問わずギヤケース以外はそのままみたいなミッションオーバーホール多いです。
GLORYでのエンジン、トランスミッション問わずオーバーホールは基本消耗箇所全てリフレッシュであるべきだと思います。


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2021/07/14

トランスミッションオーバーホールの続き











 69FLH様 トランスミッションオーバーホールの続きです。

ミッションケースに組んでからでは測りにくいだったか?、マイクロメーターでメインシャフト外径が測れないだったか?の為メインシャフト単体状態でスタータークラッチブッシュ入れ替え、仕上げします。

スタータークラッチブッシュも既製品のクリアランス大きいです。

理由はメインドライブギヤブッシュと同じだと思います。

ただし、詰め過ぎも良くないのがこの箇所です。

キッカー周りのトラブルで悩んでいる方多いですが、キッカー周りの仕上げ、対策加工に関しては開業前から10年以上同じ方法で、修理した車両に関してはその後のトラブルがの報告がない実績があるので完成型と言って問題ないと思います。

続いてカウンターシャフトグループもメインシャフト側と同じく、角ギヤシム調整、計測してギヤケース仕上がりました。


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